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木質パウダー:間伐材利用し燃料、日高川町が使用へ 町宿泊施設ボイラーで /和歌山

木質パウダー:間伐材利用し燃料、日高川町が使用へ 町宿泊施設ボイラーで /和歌山

 日高川町は県森林組合連合会と協力し、町内の宿泊施設の温泉の湯沸かし用燃料に、間伐材で作った木質(もくしつ)パウダーを重油や灯油に替えて使う取り組みを、3月から本格的に始める。町によると全国でも初めての取り組みで、地元の林業振興や地球温暖化防止貢献に期待を寄せている。【山中尚登】
 計画では、御坊市の同連合会御坊共販所で間伐材を用材加工する際に発生する不要な樹皮やおが粉を原料に、木質パウダー製造機で年間500トンを製造。3月から取り組む「きのくに中津荘」と「美山温泉愛徳荘本館・別館」、10年度中に実施予定の「中津温泉あやめの湯鳴滝」の町内3宿泊施設の専用ボイラー装置で燃やす。
 原油価格の高騰などをきっかけに取り組みを計画。町の調査では、きのくに中津荘で年に灯油24・5キロリットル、美山温泉愛徳荘で重油32キロリットルを使っている。一時の高騰時より価格は下がったものの、今年1月で灯油1リットル72円、重油同82円。一方、木質パウダーは、当面は試行として1キロ40円。変動が大きい化石燃料の価格に比べ、安定しているメリットがある。また、地元で原材料を調達して運搬距離を短縮することで、さらに経費減を図ることが可能という。
 林業振興の観点からも、未利用の林地材を有効活用することで森林所有者の収入、作業員雇用の安定が確保できる。さらに、同パウダーはCO2をほとんど排出しないため、環境にやさしい新エネルギーとされる。
 事業費約9000万円は、地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金や森林・林業・木材産業づくり交付金などを活用した。玉置俊久町長は「地元の未利用林地材を地元で活用する『地産地消システム』。林業を再生し、町だけでなく、全国の山間地を活気付けたい」と話している。
2月24日14時34分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100224-00000174-mailo-l30

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